本州のホンドギツネより大型、体重は7~8キロ。野生下での寿命は6年から7年。メスは春に3~6頭の子を産みます。子育ては土手などに掘った巣穴で行われ、子ギツネは秋になると巣穴を離れて独り立ちします。主食はネズミ類ですが、ハイマツの球果など食べられるものなら何でも食べる傾向があります。なお、キタキツネの糞はエキノコックス症に感染する恐れがあるので素手では触れないでください。
※野生動物です。必ず観察できるとは限りません。
チロンヌプ【cironnup(我ら・殺す・もの】
キツネを指すアイヌ語はいくつかあり、ほかにケマコシネカムイとも呼ばれる。チロンヌプの語源分解から考えると獲物の一つといえる。また、別のアイヌ語・ケマコシネカムイからは、早く走ることができる動物であることが分かる。