畑には入らないで!
きれいな花や雄大な景色・・・記念の一枚をカメラに収めようとして、思わず畑に入ってしまう観光客の皆さんの姿を見かけることがあります。
でも、待って! 畑には入ってはいけません!
なぜ畑に入ってはいけないの?
目には見えませんが、畑の土には特定の作物に悪影響を及ぼす病原菌や害虫が潜んでいます。農家は年によって栽培する農作物を入れ替えたり、病気に強い品種を栽培することで、その土に潜む病原菌や害虫の影響を封じ込めています。
でも、観光客の皆さんが畑に入り、靴底に土がついた状態で他の畑に入ってしまうと、病原菌や害虫を運んでしまうことになります。運ばれてきた病原菌や害虫によって、場合によっては農作物が全滅してしまうこともあります。さらにはその後、その畑では農作物を作ることができなくなってしまうこともあります。
美しい富良野の農村風景は、120年前の開拓農家が切り開き、その後代々の農家が作物を栽培し続けることで作り上げてきたものです。この風景を次の世代に残していくために、畑には入らないよう、ご協力をお願いします。